for Students

学生のみなさんへ

 社会保険労務士となり開業した年から、毎年少なくとも3~4回、定期的に高校や大学、専門学校で講義や実体験をお話する機会をいただいています。2018年からは、岐阜県社会保険労務士会の事業として、岐阜県内の学生向けに「社会に出る前に知っておきたいこと」をテーマとした出前授業を行っており、今では岐阜県社会保険労務士会の出前授業委員会委員長としても活動しています。

 みなさん、今は楽しい学生生活を送っている、もしくは嫌々ながら学生生活を送っている、それぞれですよね。ただ、誰にとっても、いつかは「社会に出る」ことに直面します。

 私は社会保険労務士となる少し前まで、ハローワークの相談窓口で勤務していました。ハローワークは国の機関の一つで、安定した就職の支援をするところです。仕事を探すところ、というと分かりやすいと思います。担当していた業務は、仕事を探している方が採用面接に申し込むまでのお手伝いです。会社とのやり取りもあります。その業務の中で直面したことは、年齢を重ねれば重ねるほど、転職のハードルは高くなっていくという事実です。

 今、社会保険労務士として会社側の採用のお手伝いをしたり、私のところでも採用したりする中で感じるのは、「採用したい!」と思える方には「素直」「謙虚」「あいさつができる」が共通していることです。業種等によって求める資格だったり経験だったりが異なりますが、少なくとも私のところではあいさつができない方は採用しません。

 まだ若い皆さんが学生のうちにできること、それは色々経験して失敗することだと思います。「中学不登校」「高校中退」「転職歴・経験職種合計10以上」「20代で失業保険2回受給」などなど、見る人によっては失敗の人生だと思われるかもしれません。ただ、私自身がこの経験をしてきているからこそ、今の仕事に生かせていると思います。色々経験できてよかったと本当に思います。

 学校が教えてくれることには限界があります。それにビジネスマナーやワークルールなど、学生時代の私はキチンと向き合うこともしていませんでした。「あの時この知識があればよかった」、「あの時あの人にこの情報を伝えていられたらよかった」、などと思うことが多々ありました。

 今は高校や専門学校、大学などでの講義で自分の経験や考えを話し、「20代のうちにやっておくべきこと」を皆さんに伝えています。この機会も少しずつ増やしたいと思っています。

 これを読んでくださった学生のみなさんに、どこかでお会いできることを楽しみにしています。

2024年1月 柳原元気

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